日本酒とらうま物語

 今まではあまり、ではなく、めったに日本酒は飲まなかった・・・というより飲めなかった。和食は大好きであったが、本来ならそれらを食するには日本酒を合わすのが本来の姿であろうが・・でも。最近は飲めるようになったし、美味いとも思うようになった。最近和食を所望する時は必ず日本酒を少しいただく・・のも歳のせいか?しかし日本酒にはトラウマがあったのだ!


日本酒とらうま物語 <上の巻>

 ごく最近まで日本酒は苦手だった・・それはある出来事が子供の頃からトラウマになって付き纏っていた。それがこれからの物語?の始まりである。

 それはまだ小学生の頃友人の自宅が大きな灘の酒造元だった。何時も学校が終わると飛んで帰り、友達ん家へ「○○く〜ん、あそぼ〜」・・そこにはおばあさんがいて、ボクが行くとまだ小さな子供なのに搾り立ての原酒の入った大きな「やかん」から「これ一杯呑んでいき」と言って湯のみ茶碗に入ったお酒を呑まされた。これを面白がってたのか、遊びに行くと必ず呑まされたが美味しかった!顔を真っ赤にして遊びまわったものだった。そんな日々も何年か経ち、高校を卒業する時が来たのだが・・・

 大学入試も終わり、卒業を控えたある日、仲の良い友人たちとそれぞれ好きだった女の子に声をかけ、8人くらいで我が家に集まり食事会を催した。みんなで「すき焼き」を囲み、例のごとくお酒を少し飲むことになったのだ・・・それも若気の至りか、すき焼き鍋の中にお酒をナミナミと入れたものだから、それを食べて・・べろべろになり、挙句の果て2階から階段を転げ落ち気を失い、大騒動になってしまった。それからというもの日本酒はトラウマになったのであります。それから東京に出て来てからも呑めなくなった訳がひとつありました・・・